EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の中途採用面接を受けましたので、その体験記をレポートします。
これからEY ストラテジー・アンド・コンサルティング社の中途採用面接を受けられる方や、EY ストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を検討している方の参考になれば嬉しいです。
選考概要について
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング社の1次面接の概要は以下の通りです。
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング社はケース面接がありました。ただ、いわゆる戦略コンサルのケース面接とは異なり、通常の面接を終えた後に実施する、10分程度で考えて発表する簡単なケース面接でした。
面接のやりとりの詳細もこの記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。
面接フェーズ | 1次面接 |
面接場所・方式 | WEB会議(Teams) |
時間 | 60分程度 |
面接官 | ディレクター(男性)とマネージャー(男性)の2名 |
応募職種 | TC-Technology Transformation IT Strategyコンサルタント |
内容 | 通常面接(簡単なケース面接あり) |
合否通知連絡 | 2営業日後 |
結果 | 1次面接通過 |
面接の印象について
EY ストラテジー・アンド・コンサルティングの1次面接の面接官はディレクター(男性)とマネージャー(男性)の2名でした。お二人とも非常に穏やかな方で圧迫面接といったことはなさそうだなと印象を受けました。
また、面接を始める前にアイスブレイクの時間をとってもらい、堅苦しくなく面接をスタートすることができた点もよかったです。ただ、アイスブレイクをしたからといって緊張が和らぐことはないんですけどね、、、笑
そのおかげもあって、終始和やかな雰囲気で面接を終えることができました。
面接のポイント
経験やスキルはある程度、レジュメで確認できるため、面接では人当たりやコミュニケーション能力を見られているのがポイントです。
また、面接の後半に10分程度の簡易的なケース問題も出されるため、事前にしっかり準備しておきましょう。
Point② 質問は論理的かつ端的に回答する
Point③ 簡易的なケース面接の準備をする
面接の質問内容のまとめ
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング社の1次面接の質問内容と順序をまとめると以下の通りです。
【面接の質問内容】 ①自身の強みを含めた自己紹介をお願いします ②転職理由はなんですか ③志望理由を教えて下さい ④業務内容の深堀 ⑤課題にぶつかって解決した経験はありますか ⑥どんなコンサルタントになりたいですか ⑦逆質問
面接の内容
ここからは、実際に私が受面接内容を共有いたします。
雰囲気も掴んで頂けると思うので参考にしてみてくださいね。
(ディレクター)
はじめまして、ディレクターのAです。よろしくお願いします。
(マネージャー)
はじめまして、私はマネージャーをしておりますBと申します。よろしくお願いします。
はじめまして、モトバンクと申します。本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。
(ディレクター)
面接は緊張してますか?
はい、少し緊張しております(笑)
(ディレクター)
始める前にアイスブレイクしましょう。趣味はランニングなんですか?
手元の履歴書の備考欄を見て質問されました。
はい、趣味はランニングでして、実は今年から始めました!
(ディレクター)
きっかけはあったんですか?
きっかけは〜(省略)
と数分雑談を実施した後、本番が始まります。
(ディレクター)
多少ほぐれてきましたかね。では本題の方に進めましょう。
まずモトバンクさんの自己紹介をお願いできますか。
はい、改めましてモトバンクと申します。前職は〇〇社に新卒入社しまして、入社後3年間はプリセールスSEとして法人顧客に対して、ネットワーク、クラウド、モバイル、音声といったITソリューションの営業支援に従事しておりました。その後、設計構築の部署に異動し、ネットワークを中心としたITインフラのインテグレーションの業務を担当しておりました。直近ではPMの立場でプロジェクトを推進する業務を担当しております。
(ディレクター)
ありがとうございます。モトバンクさんは既に退社されているんですね。差し支えない範囲で理由を教えていただけますか。
はい、前職では10年目という節目のタイミングで、今後のキャリアを考える時間をしっかりと取りたいと考えて退職に踏み切りました。実は30歳となったタイミングでも転職を考えていましたが、本業に注力し、転職活動に時間を割くことができず、結局ここまできてしまったため、プロジェクトが終わった良いタイミングで決意いたしました。
(ディレクター)
そうだったんですね。転職ではどこを見ているんですか?
コンサルティングファームと一部Sierを見ております。
(ディレクター)
ありがとうございます。コンサルってどんなイメージを持たれていますか?
はい、転職活動を始める前まではロジカルシンキングをしっかりして、少しお堅い感じかなと印象を持っていました。ただ御社はどちらかというと人に暖かい会社かなと印象を持ちました。
(ディレクター)
我々の会社はモトバンクさんがおっしゃる通り人を大事にしてまして〜
雰囲気からも感じ取れましたが、Theコンサルといった感じの印象ではなく、事業会社に近い印象を受けました。人によるかもしれないですけどね(笑)
(ディレクター)
少し経歴の話に戻りますが、プレセールスSEから設計構築にうつられたのは人事異動ですか?それとも希望して移られたのですか。
希望して移動しました。理由としましては〜(省略)
(ディレクター)
そうだったんですね。意欲的で素晴らしいと思います。
設計構築に移られてからはネットワーク中心にやられてたんですか。
なかなかな好感触!!!!
はい、ネットワーク中心ですが、昨今はクラウドやセキュリティも関わってくるため、プロジェクトによって対応しておりました。
(ディレクター)
なるほど、我々の部署もちょうどゼロトラストやZsalerの導入支援をしておりましたよね?Bさん
(マネージャー)
はい、我々の部署では今〜(省略)
なるほど、そうなんですね。
ここはうなずいてリアクションをとってました。
(ディレクター)
モトバンクさんは壁にぶつかった経験、それを乗り越えた経験ってありますか?
はい、私が担当していたクライアントさんで〜(省略)
(ディレクター)
私からの質問は以上ですが、Bさんからもありますか?
(マネージャー)
では、モトバンクさんはPMをする上でどんなことを意識して取り組んでいましたか?
PMの業務はプロジェクトを円滑に進め、ゴールまで導くことだと考えております。実際にプロジェクトで手を動かすのはチームのリーダーやメンバーとなるため、その方達が気持ちよく、スムーズに仕事を進められることが大事だと考え、基本スタンスは各チームに任せつつも、リーダからの共有を受けるだけでなく、PM自らチームのMTGにも参加し、常時キャッチアップをすることで、課題を早急に認識し、その課題をPM自らクライアントと相談して解決に図ったり、チーム間の連携が必要な際は取次役をする等の働きがけを実施しておりました。
(マネージャー)
ありがとうございます。弊社に入社された場合はまずはどんなことにチャレンジしたいですか?
コンサルの業務にいち早くキャッチアップしたいと考えておりますので、まずは私の得意なインフラの案件から入っていき、徐々に領域を広げていきたいと考えております。
(マネージャー)
我々の部署ではモトバンクさんが活躍いただける案件がありますので、ぜひチャレンジして欲しいと思います。
ありがとうございます!
(ディレクター)
モトバンクさんからご質問はありますか?
逆質問では以下のことを質問しました。
- パーパス、コラボレーション、グローバルの3つの特徴が御社の強みでもあると思いますが、コンサルは人が資産であり、ソリューションであると思います。実際にクライアント様へ提供する際の他社と比較した差分や提案もその点を訴求されるのでしょうか。
- 対、クライアントでお話をお聞きしましたが、貴社で働く点において、ここが良いというポイント、働かれている方の目線でありますでしょうか。
- ITも幅広い領域や案件数はあると思うのですが、貴社として特にここの領域が強いといった特色はあったりするのでしょうか。
(ディレクター)
すみません、最後に簡単なケース問題をさせてください。
正解があるものではないです。
正解があるものではないと一言添えてもらえるあたり、温かみを感じます(笑)
承知しました。
(ディレクター)
担当しているクライアントのCIOからITのコストを3割削減したいと相談を受けました。
コスト削減を実現させるための施策を1ヶ月で検討する必要があります。1ヶ月の過ごし方を教えてください。
(ディレクター)
では5分後またお声かけいたします。
〜 5分後 〜
(ディレクター)
終わりましたか?
はい、一応まとめてみました。
(ディレクター)
では、発表をお願いいたします。
はい、まず1週間目はクライアントの現状を確認する期間とします。どこにどれだけのコストが掛かっているかの洗い出しを行います。
2週間目は1週間目で確認した状況から課題を洗い出します。ここでクライアントには認識や方向性が間違っていないか確認する時間をとってもらうことをします。
3週間目は課題に対して具体的なコスト削減案の施策を検討します。
4週間目はドキュメント化する時間とします。
(ディレクター)
なるほど、前提としてそれはいつから実施して、どれいつ頃効果が得られることを考えましたか?
すみません、時期までは検討できておりませんでした。。
過ごし方にフォーカスし過ぎてしまって基本的な5W1Hを失念してしまった、、、前提条件を置くことがやっぱり大事ですね。
(ディレクター)
その前提によって取りうる策、やるべき事、出来ることが変わってくると思いますのでぜひ意識して見て下さい。
そうですね。ざっくりとした行動しか考えられていませんでした。今後ご指摘頂いた点は意識したいと思います。
(ディレクター)
では本日は以上としたいと思います。結果は後日エージェントさんへお伝えするのでお待ちください。
本日はお忙しいところ、お時間をいただきましてありがとうございました。それでは失礼いたします。
まとめ
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング社の1次面接は、終始和やかな雰囲気で終えることができました。
ケース面接も実施されましたが、簡易的なもので、私は質問に対してうまく回答ができなかったのですが、重きを置かれていなかったのか、そこまで減点にはなりませんでした。
結果は、、、「1次面接通過」となりました。
面接中の面接官のリアクションから1次は通ったかなーと印象だったので、感触通りでした。
次の記事では2次面接の様子をお届けいたしますので是非参考にしてみてください。
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